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聖徳太子とエノキ

更新日:2025年9月15日


タマムシ
エノキでくつろぐ玉虫

プラビダを見守る木

エノキシリーズ2回目。

初代一万円を飾った

聖徳太子(厩戸王)との関わりです。


  丁未の変

6世紀後半の物部氏と蘇我氏の勢力争い。

武力闘争が激化した丁未の変で、

蘇我馬子率いる軍から

攻め込まれた物部守屋。

よじ登った木がエノキでした。

エノキの木股から矢を雨のように放ちます。

背が高くがっしりしたエノキの力を借りれば

それは優位に立てるでしょう。

案の定、蘇我氏劣勢となりますが、

この戦いに参加していた

当時15-16歳の聖徳太子(厩戸王)。

逃げ込んだ山で、

ヌルデの木で四天王像を彫ります。

勝利した暁には四天王寺を建立すると誓い、

物部氏を倒します。

日本書紀の語る飛鳥時代の幕開けです。


  玉虫の厨子

607年に聖徳太子によって

創建されたと伝えられる法隆寺。

その法隆寺に所蔵されている玉虫の厨子。

キラキラ輝く玉虫の羽根で

装飾されていました。

この玉虫の大好物が、エノキの葉っぱ。

プラビダでも、

ときどき姿をみかけます。

作業をしていると、

けっこう大きな羽音をたてて飛んできます。

エノキのおかげで、飛鳥時代のできごとを、

ぐっとリアルに感じるようになりました。


ヌルデ      

ちなみに、

ヌルデもプラビダで暮らしています。

今年の春、体長20㎝はあろうかと思われる

薄黄緑色をした大きな毛虫が、

ヌルデの葉を食べつくしましたが見事復活。

何事もなかったかのように葉が茂り、

生命力の強さを感じます。

<参考文献>坂本太郎ら, 1965, 日本古典文学大系68 日本書記 下, 162-163, 岩波書店.

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