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プラビダの木:エノキ

更新日:2025年9月4日

エノキ (榎)
エノキ (榎)

道の端にすくっと立つ、背の高いエノキ。

プラビダに来て、一番親しみを感じた木です。

春の訪れとともに葉が大きくなり、

夏には小さな葉をたくさん茂らせて、

強い陽射しから守ってくれる。

秋も終わりになると、

おしげもなく葉を落として、

土の小さな生き物たちに餌となる。

あちこちに落ちたエノキの種が芽吹いて、

勢いよく育っていくのをみると生命力を感じます。


  日本にはいつから?

そんな元気いっぱいのエノキですが、

いつから日本で生きているのでしょう?

氷河時代ともいわれる更新世のあとでした。

気候変動によって、

氷期の針葉樹林が衰退した後に、

落葉広葉樹林が広がり、

照葉樹林に移っていく。

落葉広葉樹林グループとして出現した、

樹種の一つがエノキです。


縄文時代からのつながり      

人とのつながりも古く、

エノキは縄文時代の木材化石として出土。

弥生時代の遺跡からは

エノキで作られた、

杭材、皿と鉢、木器が発見されています。


  エノキの実

古代の人々は、

エノキの実も食べていたようで、

遺跡から出土しています。

近代でも有事には、

甘味を欲する人々を助けた、

救荒植物です。


エノキの実
エノキの実

今は、まだまだ青いエノキの実です。

今年の秋に色づいたら食べてみよう!

鳥たちに愛されるエノキの実と待ち人来ずを

歌った万葉集の一歌

我が門の 

榎の実もり食む百千鳥

千鳥は来れど君ぞ来まさぬ 


エノキシリーズ2回目は、

あの歴史上の人物との

深い関係についてです。

<参考文献>日本樹木誌編集委員会(編), 2009, 日本樹木誌, 日本林業調査会; 満久崇麿, 1983, 木のはなし, 思文閣出版

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