備長炭
- puravidakochi8
- 2025年5月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年9月4日

備長炭(びんちょうたん)という名前
耳にした方も多いかもしれません。
鰻や炭火焼のお店で見かけたり、
高級な炭として
紹介されることも多い備長炭。
けれど、備長炭っていったい何がすごい?
ここでは、その特徴と
基本的な使い方をご紹介します。
備長炭とは?
備長炭は、カシやウバメガシといった
硬い広葉樹を原木とした「白炭」。
「白炭」とは、真っ赤に焼けた炭を
窯の外に引き出し、灰と砂を混ぜた消し粉を
かけて消火する製法でできる炭。
高温で焼きしめられているため、
とても硬質でたたくと
金属のような澄んだ音がします。
9世紀に遣唐使として派遣された
弘法大師が、白炭製炭法を
持ち帰ったといわれています。
備長炭という名称は、
江戸時代の炭問屋、備中屋長座衛門に
由来するとされます。
老舗の紀州備長炭(和歌山県)、
生産量日本一の土佐備長炭(高知県)、
アラカシの日向備長炭(宮崎県)、
それぞれに地域特有の味わいがあります。
備長炭の特徴
とても硬く、密度が高い → 長時間燃焼し、火持ちも良い
火力安定、つきにくいが消えにくい → 一度火が入ると長く、穏やかに燃え続ける
遠赤外線を放出する → パリッとした焼き上がり、内部はジューシーに
煙やにおいがない → 食材本来の香りを活かす
これらの特徴から、備長炭は
プロの料理人に愛用される
高品質な炭として知られています。
暮らしの中の備長炭
備長炭は燃料としてだけではなく、
日常生活の中でもさまざまに活躍します。
たとえば...
消臭・調湿に
冷蔵庫、靴箱、押し入れなどに置くだけで、においや湿気を吸収
水をまろやかに
ポットやピッチャーに入れると、水道水の味がやさしく変化
インテリアや癒しの道具として
黒く艶やかな炭は、空間のアクセントとしても美しく、和の趣。。
ゆっくり、つき合う存在
備長炭は、一度使うと
その静かで大きな力に気づかされます。
目新しい便利グッズではありませんが、
自然の力を借りて暮らしを整え、
豊かさを与えてくれる実直な存在。
時間をかけて火を入れ、
ゆっくり燃やし、繰り返し使いながら、
その魅力がじわじわと
伝わってくる──そんな存在です。
<参考文献>一般社団法人全国燃料協会, 木炭等の規格 | 一般社団法人全国燃料協会;炭やきの会, 炭やきの会 - スミにおけない炭のお話;木質炭化学会編, 2007, 炭・木竹酢液の用語事典, 創森社
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